外海良基

『Doubt(4)』

完結。 ぱっと見の印象と異なり、けっこうパズル的なところが作り込まれた作品だったと思います。閉鎖区画内で、人物ごとに移動可能な範囲が異なり、また犯人だけはそのルールから解放されているはずである、という。隅々まで理解し尽くそうとすればかなり頭…

『Doubt(3)』

人がさくさく死んでいく、わりとまっとうな展開。 一人がひとつの扉しか開けられない、というシステムによって、かなりパズル的に考えられる作品になっていると思います。ただ、開けられる扉・開けられない扉が図解的に説明されるようなことがないので、普通…

『Doubt(2)』

前巻は登場人物が状況を分かってなくてただ右往左往してる状態でしたけど、今巻でそれがとうとう仲間同士の疑心暗鬼に発展し始めました。状況は依然謎ばかりで、何らかの問題の解決によるカタルシスはまだ描かれていません。やはり回収の手際が一番気になる…

『Doubt(1)』

『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編』をコミカライズした外海さんのオリジナル作品。暇潰し編を書き始めた頃と比べると、絵はかなり上手くなっているように思います。なにより表紙のインパクトは絶大。こういうのを、ジャケ買いしたくなる本というのでしょう。 …

『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編(2)』

同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』の出題編における番外編的最終編、そのコミカライズの後編です。(ややこしい)一巻の頃から画力の面に少々心配を感じていたんですけれど、予想以上の出来ではありました。全体として崩れがちなのは仕方ないものの、決めると…

『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編(1)』

出題編第四話。建設大臣の孫の誘拐事件を探るため、雛見沢に潜入した公安の若手刑事赤坂衛。一見のどかな雛身沢村と、ダム建設反対闘争で見せる苛烈さとの落差に恐れおののきおっかなびっくりの赤坂さん。人喰い鬼の住まう地を生き延び、誘拐事件を解決する…