『七王国の玉座II 氷と炎の歌(1)』

七王国の玉座〈2〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
ああ生殺し生殺し。早く続きが読みたいのに出版は律儀に月一冊ペースを守っています。まあハードカバー版を借りてくるというのも手ではあるんですけど、一気に読むのもそれはそれで勿体ないですしねえ。どうしろと。ど、どうしろと。
前巻を読んでから一月ほど経っていたんですけれど、内容をほとんど忘れていなかったことが逆にびっくりでした。これだけ沢山の登場人物がいるというのに、今回はキャラクターを確認しに人物一覧ページに戻る必要もほとんどなく、本当にすらすらと読めました。こうなると、ますますリーダビリティが高まりますね。次々と切り替わる視点も読者を混乱させることはほとんどなく、断片的な短いシーンを散りばめる小説スタイルが決して特殊なものではないことが確認できます。まあ、この作者さんだからこそここまで上手くお話を組み立てることができるのかもしれず、並みの作家さんが同じことをすると滅茶苦茶なものが出来上がっちゃう気もしますけど。
えーと、とりあえずアリアさんとデーナリスさんとティリオンさんが良すぎ。なるほど、こうなるわけですかと。