『東方風神録』

 Normal全装備クリアー。わぁい。

 やっぱり、新作が出るごとにNormalの難易度は下がってきている気がします。*1 初プレイでラスボスの顔まで拝めて、二回目でクリアできちゃいました。『紅魔境』『妖々夢』をいまだに一度もクリアできてない私にとってすらそういう難易度なので、昔からのコアなシューターにはちょっと物足りなかったのではないかなと思ってしまいます。

 ボムの使いどころがけっこう分かりやすいので抱え落ちしにくいのと、システム的に1ライフでボムを撃てる回数が増えたことが今回の簡単さの原因でしょうか。あとラストスペルがノーボムで安定して抜けられたり。

 個人的には四面ボスで抱え落ちすることが多くて、逆に五面はほとんどミスなく安定して抜けられるということが多かったです。前方集中装備の霊夢さんで二面の凡ミス以外抱え落ちなしでクリアできたのが最高記録。これならHARDにも挑戦できるかなという心持ちです。

 音楽は総じて好ましいものが多かったんですけれど、覚えやすいメロディが比較的少なかったです。一度聞いただけで暗唱できるような曲はあまりありませんでした。ただし早々と歌詞の付けられた三面ボスだけは例外で、やっぱり何かそういう「とっかかり」があると頭に入りやすいんだなあと思いました。

 今回主人公が二人ということで会話のバリエーションが少ないんですけれど、いきなり円周率の暗唱をはじめる魔理沙さんに相変わらずな「東方らしさ」を感じたりしました。逆にエンディングは装備ごとに存在するのでいつもより数が豊富。「信仰」というテーマのお説教が「過去の遺物でなく今の私たちにとって身近なもの」という形で神様を語っていて、いろいろ興味深かったです。

 あとびっくりしたのは射命丸さんちのあややさんでね! 花英塚や文花帖あややさんには学級新聞の素人記者みたいな子供っぽいイメージがあったので、今回の大人びたあややさん像は軽い衝撃でした。霊夢さんや魔理沙さんと比べても、同年代かひょっとすると年上かもと思えてしまうくらい。

 なんか天狗という組織の歯車として一丁前に働いてますし、帽子ついてる白いぽんぽんが一瞬毛皮のファーか何かに見えたりして「この人どこのセレブ?」とか思ってしまいましたのことよ。最近準レギュラーっぽい感じにのし上がってるようでよいことです。

*1:東方文花帖』は例外。あれはたいへんやり応えありました。