俺屍Rプレイメモ(6)

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12月 大江山討伐

 先月に引き続き、大江山で荒稼ぎです。

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 ちなみに隊列ですが、蛍輔だけ後ろに下げて他全員前列、というよく分かんない形になりました。この蛍輔がイケメンのくせにどうにも使えないムッツリスケベで、攻撃だけでなく防御も一人だけ低いため足を引っ張ることもしばしば。ほとんど全てのパラメータで弟の火ノ明に負けていて、ちょっと褒めようがありません。まあこんなのでも、火ノ明の狩り逃した敵を一掃したり、背後に控えてサポート術を使ったりはできますし、先の仁王戦では彼のかけた武人が決め手になった面もあります。本人は「この位置だからこそ見えるてくるものもあるのだ」的な主張をしていますが、まあ口は達者というか。


 今回から「早瀬」の術を使って移動速度を上げることを覚えたので、即座に奥まで走っていって天狗相手に荒稼ぎ。紅涙弾、暴れ石の巻物を獲得。成果は順調だったのですが、崇奈鳥大将の強力な全体攻撃・太刀風を食らったところで亡者姫の自爆により運悪く大ダメージが出てしまい、飛鳥子が深手。速やかに京に帰還するも、治療が間に合わずそのまま息を引き取りました。享年6ヶ月。

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 仲の良かった叔母・扇丸の忘れ形見としてかわいがってきた飛鳥子の死に、さすがの三兄弟も言葉がありません。彼ほど望まれて生まれてきた子もいなかったでしょうに、この現実のありようははひたすら残酷で、無念です。蛍輔など、なぜ役立たずの自分でなく飛鳥子なのかと激昂し、普段の軽薄な言動もなりを潜める有り様でした。この三兄弟が生まれて以来、萩谷家がこれほど静かになったことはなかったでしょう。

 当主の火ノ明としては、かわいい弟分を失ったことに加え、家の先行きも考えなければなりません。まず、初代当主烏兎の末子・蛍迅から扇丸、飛鳥子と続く下分家の血が、これで途絶えました。老境の蛍明を除く討伐隊も3人になってしまい、戦力ダウンは否めません。兄・蛍輔も、才覚のない自分が年の功で無理矢理戦列に出続けるよりも若手に経験の機会を譲った方がよい、とこれは真面目に考えているので、その意向を汲むなら萩谷家はますますの人材不足に陥ります。こうなると、まあやることは決まっています。

1月1022年(5年目) 交神

 飛鳥子のいない、寂しい新年。沈んだ雰囲気のまま、当主火ノ明の交神が執り行われます。お相手は奉納点4229の泉源氏お紋。三兄弟のいじられ役だった火ノ明もさすがにこの頃はぴりぴりしていて、顔が怖いよとか言われたそうです。奉納点は9000点ストックしてますが、また近いうちにもう一人産まないと立ち行かなそうなので、ちょっと余裕を持って使いましょう。

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 初級回復術の「泉源氏」にはずっとお世話になってきたので、結構馴染み深い神様です。水属性の神様なのに心の火がいちばん高かったりするのが面白いですね。火ノ明は水の神様にご執心とか言ってたので、相手としては適切でしょう。……あ、いま双子が見えたような。


 そしてこの月、三兄弟の長男・蛍明が死去。1歳7ヶ月。

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 考えていることがよく分からないと評されるマイペースな人で、ながらく賑やかな弟たちのストッパーを務めていました。けれど晩年討伐隊を抜けてからは一人でいることも多くなり、黙々と団子を食べる姿もどこか寂しげ。飛鳥子の死を嘆いていたところで悪い病が重なり、失意と苦しみのうちの最期でした。

 父・全明の後を継いで弓使いとなった彼は、戦闘であまり目立たない存在でした。しかし彼が抜けてから、前衛だけになった討伐隊は細かい融通を利かせられず力押しに頼ることが多くなりました。いなくなって初めてありがたみが分かるタイプの人、だったのかもしれません。

2月 九重楼討伐

 半年前に87両で99枚買ったお米券が、1枚175両になって帰ってきました。利益は8505両で、まあそこそこ。あとこの前の討伐で手に入れた「時登りの笛」というアイテム、討伐中の時間経過を少し戻す便利アイテムらしいんですけど、売値がなんと1万6000。なにかチートな使い道があるのかもしれませんが、すぐ使い道があるわけでもないので売っちゃいましょう。

 今回の九重楼討伐では早瀬を重ねがけし、最上階まで辿り着くことができました。ボスは怖いので人材が整うまでスルー。タタラ陣内を解放し、拳法家を解禁する「拳の指南」を獲得。

3月 選考試合

 さて、当主火ノ明と泉源氏の間に生まれた子供がやって来ました。一卵性双生児!

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 火ノ泉(ひのいずみ)、火ノ源(ひのみなも)と名付けましょう。ちょうど新職業の指南書が立て続けに手に入ったところなので、それぞれ拳法家と槍使いにします。飛鳥子と蛍明の死で沈みきっていた萩谷家ですが、かわいらしい家族が一気に二人も増え、ようやく少し活気が戻ってきました。それにしても来世は絵師、ってどういうこと……。

 蛍輔はかねてからの要望が受け入れられ、討伐隊から外れて双子の指導につきます。一度に二人の指導はシステム的に無理なので、まずは火ノ泉から。来月は火ノ源です。兄を亡くしてますます消沈していた蛍輔も、二人の姪を相手にようやく冗談を飛ばす元気が出てきた模様。がきんちょを相手にすると、この男はハッスルしますね。

 討伐隊は火ノ明と英車丸だけになってしまいましたが、二人とも優秀なのでぜんぜん問題ありません。春の選考試合に出場し、少数精鋭でさくっと優勝。賞金しめて1万両、戦勝点も1500ほど獲得。人数的な不利をものともせず凱旋してきた二人に、双子は拍手喝采大喜びです。

4月 相翼院討伐

 火ノ明と英車丸の二人で突撃。今回は早瀬を重ねがけして足を早めたので、前回よりは素早く最深部に辿り着けました。ただどうも、一度奥まで行くと次からは近道を使えたっぽい……?

 最深部の悪羅大将も二人で一回ずつ殴れば倒せるようになったので、そろそろボスに挑んでいい頃かなという気がします。ただ、たった二人で突っ込むのはさすがに事故が怖いし、かといって双子が育つにはまだ時間がかかるので、ちょっと逡巡しているところ。

5月 鳥居千万宮討伐

 火ノ泉、火ノ源の初陣。稲荷ノ狐次郎を軽く撃破し、最深部で悪羅大将相手に稼ぎました。月の終わりには、双子にも準戦力程度の力がついてきた模様。敵を倒すだけなら熟練の二人で十分なのですが、後ろにもう二人いるおかげで安定感が違います。この討伐で「槌の指南」を獲得し、壊し屋の職業が解禁されました。

 この月、当主火ノ明の兄・蛍輔が死去。1歳6ヶ月という、短命の一族にしてもなお早いお迎えです。二等親間の子であることが彼の寿命と資質に陰を落としたのだとすれば、これは少し悔やんでしまうところ。

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 ムッツリスケベらしく、気障ったらしい死に様ではありました。戦場での才覚に恵まれなかった蛍輔ですが、火ノ泉と火ノ源の初陣が危なげなく済んだのは、彼が京にとどまって二月間彼女らを指導したおかげでした。三兄弟の馬鹿騒ぎの起点はいつも蛍輔で、悪ふざけの度が過ぎる男でしたが、そのぶん家を賑やかしていました。「打倒朱点」を悲願と掲げる実力主義の一族の中にあって才なき者はどう生きるべきか、を真剣に考えてもいたようです。

 飛鳥子と兄・蛍明の死以来、彼の陽気にも影が落ちていましたが、最後に双子がそれを払拭してくれたのが幸いでした。既に死魔に取り憑かれながらも双子の前で気を張っていた彼は、彼女らの指導を終えて初陣に送り出した日、その姿が見えなくなったところで膝をついてくずおれたといいます。

6月 鳥居千万宮討伐

 当主・火ノ明はここが悩みどころでした。彼も既に1歳5ヶ月。まだ老化こそ始まっていませんが、来月には兄・蛍輔の享年にも達します。来月には能力に翳りが出始める可能性が高く、各迷宮最深部の大物を仕留めるなら今月が最後の機会、と見えます。火ノ明と英車丸は、これまでの萩谷家でも傑出した資質を持つ二人。後継の双子が彼らを越えてくれるとは限らず、この好機を逃すと大物の討伐がいつになるか分かりません。

 ただし、まだ初陣を終えたばかりの双子を連れて大物を相手にするのも危険なところがあります。双子は比較的早く成長してくれたので、そうそう足手まといになるということもなさそうですが、未知の敵が相手である以上、もしもという恐怖があります。飛鳥子のようなことは、もう二度と御免なのです。慎重に越したことはないということで、月末ぎりぎりまで双子を鍛え、少しでも安全性を高めてからボスに挑むことにしました。

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 鳥居天満宮の最深部ボス、九尾吊りお紺。開幕の全体攻撃血火弾でいきなり大ダメージ。火ノ源が体力半分以上を持って行かれて大焦りです。ただし姉の火ノ泉の方はうまいこと回避。さすが趣味がたき火なだけあって、火の扱いはお手の物ですね。幸い同じ術は二度と使われませんでしたが、火葬やアイテムですぐに火属性対策を講じたので、二ターン連続で使われたりしない限りまあなんとかなったのかな、という気はします。

 お雫とお地母の回復術で態勢を立て直した後、攻撃の主力と目していた英車丸に武人をかけまくったのですが、今度はお紺の誘惑術でおもいっきり眠らされてしまいました。仕方ないので他の面子で殴ったところ、敵は体力がさほど高くなかったらしく、あっさり倒せてしまいました。武人かけてる暇があったら、速攻で殴った方がよかったかも……。ことが全て終わってからお目覚めになり、「もう終わったよ」と言われて唖然とする英車丸。まだ狐に騙され続けてるような顔が見物でした。