狭間の地の記録9 - 王都でもめっちゃ死ぬ

王都探索

 遂に念願の王都! 基本的には街路と建物で構成され、上下の階層移動も含めた立体構造で適度にプレイヤーを惑わし、要所要所に強モブの騎士を配置する。かなり正統派の城系ダンジョンという印象ですが、それだけに小細工も効かず、地道にちょっとずつ進まざるを得ません。フィールドで乗り回しているお馬のありがたさが身に沁みますね……。

 序盤の調香師と小姓の連携だけでも既にだいぶ死にましたが、一番辛いのはやはりこのエリアの顔、ローデイル騎士。イウワヴァイ氏の戦い方は中盾でガードしてからのガードカウンターが基本ですが、このクラスの騎士になってくると2、3回攻撃を受けただけでよろめいてしまうので、なかなか型にはめた戦い方ができません。接近戦で押し負ける以上ある程度距離をとっていかざるを得ないのですが、中距離で撃ち込んでくる落雷がまた難物。この落雷、正面から飛んでくるのではなく真上から落ちてくるので、避けるのがかなり難しいのです。撃たれる前に斬りつけようにも妙に隙が小さいし、中途半端に距離を取っていると2度、3度と連発され、何度となく餌食になりました。音や動きをよく見てタイミングを覚えれば見切れる気もするんですけど、じっくり観察してる余裕はありませんでしたね……。

 そんなこんなでかなり時間をかけましたが、西城壁や下層教会までの祝福は解放しました。井戸から地下にも進んでみましたが、マルギットみたいな大型敵がモブ徘徊してて流石に退散。エリア名も「忌み捨ての地下」に切り替わり、さらに難易度の高い領域に見えたので、しばらくは近づかん方がよさそうです。地上も分かれ道のルートが増えてわけが分からななくなりつつあったので、いったん王都を出て落ち着くことにしました……。

ラダーン祭

 ラダーンに太刀打ちもできず完敗したのはけっこう前。流石にそろそろ行けるやろと思い、お祭会場に戻ってきました。前回と比べるとHPを大幅に強化しているので、遠距離から弓矢を1発もらうだけで瀕死という状況からは抜け出し、余裕をもって戦場を駆け回ることができました。いっぱい仲間を召喚し、わちゃわちゃ集団戦をやってる内によく分からないまま勝利。前回の負けが手痛すぎて過剰に鍛えてしまったかもしれませんが、お祭ならこういうのもまあありですかね。

 戦いの後は美しい星が流れ、仲間たちも健闘をメチャクチャ労ってくれました。温かくももの寂しい別れのシーンで「え? なんかゲーム違わない?」ってなりましたが、こんなゲームだからこそほんの一時の輝ける瞬間が強烈な印象を残すんでしょうね。これだけ気持ちを一つにして頑張ったんだから赤獅子城の面々はこれからも仲良くしてくれるはず……ということは勿論なく、次行ったら普通に襲いかかってきました(知ってた)。