籠城 (2日目 20:00)

うみねこのなく頃にエピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。

  • 南條さんたちの治療もむなしく、嘉音くん死亡。
  • 激しい返り血を浴びている南條さん。
  • 戦人さんは、嘉音くんの死亡をちゃんと確認した? この描写だけでは、実はまだ生きていてそのへんうろついている想像も出来ます。
  • ただし、朱志香さんが泣いているという状況証拠は強いですね。彼女のことですから、臨終の瞬間は無理を言ってでも傍にいようとするはずです。共謀してるのでもない限り。
  • いずれにせよ、戦人さんは、少なくとも臨終の瞬間を看取っていない様子。
  • 感情を爆発させ、熊沢さんを責める朱志香さん。"普段、細かい気遣いのできる朱志香から出たとは思えない"という戦人さんの感想。戦人さんは朱志香さんをその様に認識している。
  • 魔女が生き返らせてくれるとか言って笑う真里亞ちゃんに、朱志香さん激怒。犯人と通じているのだろうと、真里亞ちゃんに掴みかかる。見かねた夏妃さんに頬を打たれる。
  • 手紙を誰にもらったのかと、再び真里亞ちゃんに問う穣治さん。真里亞ちゃんの答えは同じ。「信じないのは、殴れる相手じゃないから?」と穣治さんの心を見透かす真里亞ちゃん。
  • 戦人「…魔女はいるいるって言ってたお前にとって、さぞや現状は愉快だろうが、とりあえずそいつはお前だけで噛み締めとけ。他人にまで押しつけるんじゃねぃ」
  • プライベートな想像は自分の中で大事にしていい。この態度は、テーマ的にも重要な指摘だと思いますのんね。
  • 夏妃さんも真里亞ちゃんに釘を刺す。無言の威圧系のお叱りに免疫がなかったらしく、口をつぐむ真里亞ちゃん。
  • 使用人は、勤務時間中ならマスターキーを持っている。殺害された後に奪われた可能性もあり。郷田さんや紗音さんの鍵を奪われていたなら、後はなんとでも説明が付きますわね。そもそも、倉庫の件で使用人室にも立ち入っているわけですし……。
  • EP1では、マスターキーは複数本。EP2以降は設定が変わる。
  • 金蔵の書斎のみ、マスターキーでは入れない。これは源次さんの証言。一本は源次さんが、もう一本も焼却炉の死体から回収。
  • 夏妃「あの怪しげな臭いの部屋に一晩も立て篭もるなど、考えたくもありませんが」
  • 立場上は当主様を敬いつつ、けっこうきついこといいますよね夏妃さん……。
  • 金蔵を部屋の外に出したトリックを、再現させるチャンスだと考える戦人さん。これはなかなか示唆的。それがどういう形で実現されるかというと……。
  • 金蔵の部屋には、トイレから流し、酒棚までひととおり揃っている。
  • 客間だから無事だったのか? 道の場所へ移動するのはかえって危険では? と自問する戦人さん。これも示唆?
  • 霧絵さんとの会話の回想。チェス盤思考には、相手が最善手を指しているという前提がある。よって、ノイズ、気まぐれ、誤解、認識ミスに弱い。無駄の多いベアトリーチェの指し筋はまさに天敵。
  • 相手が気まぐれだったなら? 自分の知らない特別なルールがあったなら?
  • こんな時に霧絵さんがいたなら……と考える戦人さん。霧絵さんの活躍って、結構引っ張られて先延ばしにされてますよね。その分、後半で大活躍してくれそうですけど。
  • 熊沢さんが夕食を作るも、毒を恐れて食べずじまい。缶詰など、毒の混入の可能性のないものを持ち込む流れに。

金蔵の書斎

  • 金蔵の扉は魔法防御が強い。ベアトリーチェにも開けられない、と真里亞ちゃんのお墨付きが出る。
  • このドアノブにも、サソリの意匠が。火星の5の魔方陣。強力な魔除け。
  • 魔法や使い魔を使って、自分から金蔵が外に出るよう仕向けることは出来る、と真里亞ちゃん。
  • 入室。扉の開閉の効果音が今までになく豪華。「ただの扉ではない」という感じがよく出てます。そして閉じると自動的に鍵が閉まるオートロック。
  • 机の上に残されたチェス。黒が白をかなり追い詰めていて、あと一息でチェックメイトというところで、惜しくも間に合わなかったという感じ。
  • 南條さんと金蔵さん、どちらが黒? そして、この譜面はいつからこのまま?
  • 金蔵の部屋にも、小型のベアトリーチェ肖像画
  • ようやく! 絵羽さんの部屋に残された手紙を読もうとする一同。
  • 「我が名を讃えよ」これだけ。
  • 手紙が出現したのはEP1だけ。これも気になるところですね−。
  • 夏妃さんは、ベアトリーチェについてわざと詳しくは調べてこなかった。しかし、この期に及んではそうも言っていられない。知っている限りを話せと命じる夏妃さん。
  • 「…妾、ですか?」と、当主の不名誉を自ら問う夏妃さん。恋愛感情の存在については、源次さんも認める。
  • 屋敷は昭和27年竣工。作品時間から数えても、30年以上前。
  • そして屋敷が出来るより前に、彼女は死んだ。あー、そういえばそうでしたね。
  • 金蔵がさんが黒魔術にのめり込んだ直接の原因は、彼女の死とのこと。
  • 何十年も前に亡くなった女性への一途な愛情という文脈を知り、不気味にしか見えなかった金蔵のオカルト趣味の意味を一気に理解する一同。この部屋に集められた偏執的な研究の全ては、ベアトリーチェへの愛情で繋がれている。
  • なお、本妻との結婚は右代宮の長老が決めたもの。
  • 話は再びきな臭く。福音の家は黒魔術の生贄を選出するための施設、という中傷が存在したとか。
  • 確かに、金蔵が使用人に選ぶのは若い子ばかりだったらしい。
  • 殺人事件と碑文との符号に気づく戦人さん。驚き叫ぶ一同。って気づくの遅いわ!(つっこまざるをえない)
  • サソリのお守りがなければ自分が襲われていた!? と恐怖を感じる夏妃さん。内面描写っぽく地の文で書かれますけど……。
  • サソリは部屋の中にかけただけなので、どうやって外からそれを確認したのか、というのは地味な謎。朱志香さんから情報が渡っていたとか、朱志香さん本人が犯人とか、ただの偶然とか……。
  • 丁寧に、一人一人の死に方の符号をおさらいしていく流れ。
  • そして衆人環視の中、いきなり三通目の手紙の出現!
  • 真里亞「……今、見たら置いてあった。うー」
  • 遂に銃を構える夏妃さん。さっきまでこんな封筒はなかった。この中の誰かが封筒を置いた。人間の位置関係は?
  • 封筒を読むよう命じられる戦人さん。位置的に、戦人さんは犯人でないと判断された様子。
  • "お楽しみいただけているでしょうか?" "時間切れは私の勝ち"云々。
  • 肖像画の前に集まる直前、夏妃さんは机に缶詰を置いた。その時点で、手紙はなかったことを確認している。(本当?)
  • その時点で、戦人さん、穣治さん、朱志香さんが肖像画の前にいた。彼らは手紙が現れるまで、肖像画から離れていない。
  • この中に犯人がいるという言葉に反応し、朱志香さんの憎しみが爆発。時間的に嘉音くんを殺害することが可能だった熊沢さんに矛先が向く。
  • 絵羽さんが殺害された時、アリバイがなかったのは使用人たちだけだと穣治さんが加勢。
  • 源次さんを実行犯と責め立て、そして遂には真里亞ちゃんにまで銃口を向ける夏妃さん。
  • 人を疑いたくないときは魔女のせいにし、憎しみをぶつけたい時は人間のせいにする。そんなことだから"視えない"のだ、と一同を批判する真里亞ちゃん。示唆的なセリフ。
  • 夏妃、朱志香母娘は完全に臨戦態勢。落ち着けととりなす戦人さん、穣治さん。
  • 戦人「こういう時はよ、頭を後に反らして、クールに慣れって3回唱えるといいらしいぜ……」余計なことを言う戦人さん。まあファンサービスですが、いい感じに白々しく聞こえるので、ディスコミュニケーションな場の雰囲気を高める効果はありますね。
  • で、チェス盤思考的には、この流れは明らかに「分断させるため」の罠なんですよね。
  • 結局、使用人+真里亞ちゃんが出て行く流れ。
  • 真里亞「ここ、テレビがなくてつまんないもん」マジックアイテムが大量にある金蔵の部屋は真里亞ちゃんにとって垂涎の場に思えますけど、そんなことはなかった? 竜騎士さんがそこまで考えてなかっただけかもですが。
  • ある程度覚悟してる南條さんや源次さん、にやにやしてる真里亞ちゃんはいいとして、泣きながら部屋を出て行く熊沢さんが哀れ。
  • 夏妃「…冷たい伯母さんを、どうか許して。」 夏妃さんも断腸の思いではある様子。自分が追い出そうとする当人たちを、殊勝な態度で送り出す。上辺だけ哀しそうな顔をする楼座さんとは違う感じ。
  • 源次さんが、夏妃さんに金蔵の部屋の鍵を日二本とも預ける。屋敷の鍵束も同時に。
  • 戦人さんがサソリのお守りを真里亞ちゃんに返す。なくしたというのはブラフ。