『ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編』(再プレイ11)

解決編の第二作、テーマは「喜劇」。その前半までを読了。

幸せについて仲間について。あー。あんまりです。初プレイ時はそこまで頭を回す余裕がありませんでしたけれど、今になって初めて物語を作る立場にいる竜騎士さんお恨めしく思います。意地悪すぎです。こんなことってありませんよ。あーうあーうあーうあー。喜劇なんてくそでも食らいやがれです。

今回のお話の焦点は、第一作の「鬼隠し編」以来メインヒロインであるにもかかわらず決定的に重要な出番のなかった竜宮レナさん。物語は主人公の圭一さんだけでなく彼女の一人称をも交えて展開していくんですけれど、これがいよいよ神懸かってます。作者の竜騎士07さんが三十代のおじさんであることを考えると本当に驚きなんですけれど、読みながら何度も「これどこの桜庭一樹」と思ってしまいました。何これ。

普段はメイドだのコスプレだのとどうしようもないオタク趣味の変態センスをあからさまに発揮しているのに、この豹変っぷりはどうしたことでしょう。ああ、もしかしてこれはアレですか、「おじさんと少女は親和性が高い」という仮説が的を得ていたということなんですか。前々からかぁいいモードに入ったレナさんのセンスが非常におじさん臭いなあとは思ってましたけど、まさかそういうことだったなんて。

もちろん、単純にレナさんの心理描写が少女的だーという意味ではなくて、もっとテーマ的な部分で重なるところがあるんですけれど。あーでもこれ言うとネーターばーれー。

えーと、とりあえず、桜庭一樹さんとか好きな人はひぐらしをやりましょう。特に某フロンティアから出てるアレとか好きな人は今すぐひぐらしやるといいです。ていうかid:thebombさんやるといいです。そうです、そもそも私の今年の目標は「ザ★ボンさんがひぐらしをプレイしたくなるくらいの」ひぐらしサイトになることだったのです。魔王14歳は十五分で断念してしまったザ★ボンさんのひぐらし再挑戦を応援しています。きゅんきゅん。