『ハンニャハラミタ 駕籠真太郎SF短編集』
内臓と便が大好きな駕籠真太郎さんのSF短編集。収録されている作品のほとんどは十年以上前の作品です。
抜首哀歌が面白すぎたので一冊買って来たんですけれど、初期作品集だったとは思いませんでした。昔の作品だったせいもあってか、「抜首哀歌」と比べるといささか真面目。腸もはみ出なければ、うんこもほぼありません。
とはいえ、オビにある通りなるほど奇想に満ちています。「麻薬吸ってみんなでラリって非暴力デモー」とか「ネコミミ娘のシッポは肛門から生えておるのだー」とか「検便用の容器投げつけて不意打ちだー」とか。(やっぱりうんこですやんけー)
初期作品集ですらこの勢いなんですから、この先はさらに面白い作品を描いてくれるようになるのでしょう。また別の作品も読んで見ますです。