『メギド72』8章3節感想

  • まだフォルネウスが側にいる気がするんだ……
  • サタンとマモンの「個人的な関係」のせいで8魔星がサークルクラッシュしたって読めるんですが
  • ガギゾンの悪行がまた追加(でも格は落ち続けける)
  • 因果のあるインセクトだからインガセクト、なるほど〜〜(一周まわってダジャレじゃん! てなったけどメギドのモブはずっとダジャレです)
  • めちゃくちゃ明瞭な独り言でことのあらましをものすごく分かりやすく洗いざらい説明してくれるフライナイツの人、モブの鑑
  • マモン様の器が小さすぎて本当にかなしい
  • メギドラルのソロモン顔見せ、チンピラモブの集大成みたいな造型ですね……
  • イヌーンがウトゥックとして仲間になっても誰もウトゥックと呼んでないし、名前欄もイヌーン表記

 メギド時代の因縁の相手とケジメつけるためなら一時的に軍を抜けて単独行動しても「じゃあしゃあないな〜」って黙認してもらえる雰囲気マジメギドラルですね! エリゴスとインガセクトのエピソードでありつつ、18歳組の因縁の一幕への導線にもなってて、いい構成だと思います。こういう火種は軍団内の随所にありそうなので、そこをケアしてくれるイヌーンはすごいありがたい人材ですね。人材……?

 ていうかイヌーン、いわば客将くらいのポジションだと思うんですが、判断がいちいち適切だし若手のメンタルケアまでやってくれるしで、即座に幹部待遇していいくらいの有能さですよね。こんなイヌーンを結果的にとはいえ手放して、気が利く以上の動きをしない(させない)気に入った女ばかりを周りに置いてるマモン様、やはりイヌーンには勿体ない上司だったのでは……。

 マモン様のこの先のことは本当に心配です。超重要な作戦の成功確認を怠って、無下に扱った敵からの情報提供でようやく致命的な失敗の可能性に気づく始末だし、気づいたら気づいたで一人で塞ぎ込むし……。ワンマン経営者が失敗ルートにハマった時の無能ぶりをひたすら見せつけられてる感じで、ここまで良いところが何もないんですけど、次回の対決ではちゃんと盛り返してくれるんでしょうか。大丈夫? 数百年をかけて準備したエクソダスが大失敗、ヴァイガルドに送り出した親衛隊の女たちは一人残らずなり損ないと化し、ソロモンとの戦争にも普通に敗北、挙げ句の果てにサタン経由で知らされたフォルネウス真実で全てがわやくちゃに。何もかも破綻して意気消沈してるところをイヌーンが上手く取りなしてなし崩し的にメギド72加入……みたいな締まらない流れしか今は想像つかないんですが。まあ今回は下げの回だったと思うので、さすがに次回こそはもう少し良いところを見せてくれると期待したいです。一応イヌーンがあれだけ高く買ってる主人なわけですし……(でもアジトに来ても絶対幹部待遇したくない、ヒラで一からやり直してほしい)。

 相手がマモン様だったからいいものの、という感じのザルザル筏作戦ですが、プレイヤーが突っ込むまでもなくサタナキアに大量ダメ出しさせるのはズルいですね。公式で明白にザルって言われてるのをザルじゃんって突っ込むのは野暮だし、かえってザルザル作戦を打ち出しやすい土壌を作ろうとしてませんか? 「細かいことは後からサタナキアが突っ込んでくるから心配するな!」みたいな……。ともあれ、アミーが筏作ってる横でみんなが少しリラックスして会話してる雰囲気はとても良かったです。

バトル

 まだ全部ノーマルのみのクリアですが、今回は、とりあえずクリアするだけなら構成を組みやすかった印象です。スタンダードな解法が片端から潰されてる中で、どうにか抜け道を探していくような厳しさはあまりなかったので……。

カブトムシ

 どうにかエリゴスの虫特攻を活かせないか頭を捻ったけど無理でした……。フルカスの防御ダウンが一応通るみたいだけど実際に入ったことなし。普通に点穴で終わらせました(点穴ダメージは特性で軽減されないんですね……)。防御はグレモリーさんの奥義で安定。グレモリーさん、普段はあまり使わないけどここぞという高難易度ではキーキャラですよね……。

朧の檻

 フォラスにイービルアイつけて毎ターン強化解除。相手にスキルフォトンが渡るとそのターンは一切ダメージ入らなくなるけど、焦らず準備して殴ったらどうにかなりました。安直に暴奏ジズを使いましたが、強化解除の影響を受けないタイプの戦術ならわりと通りそうです。

タイガンニール

 蘇生対策はお作法通りサルガタナスで完殺入れましたが、VHでは無効らしいので上手くタイミング見て強化解除ですかね。攻めは地割れ入れてから高防御アンチのリジェネブネ奥義で一撃、守りは霊宝積んだザガンでだいたい受けられました。正しく破断の使いどころという感じでしたね。