07th Expansion

『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編』(再プレイ13)

綿流し祭当夜まで。 まさに「解」。タイトル発表の時点では、「解」とは「過去に起きた出来事の真相」を指していると誰もが考えていたでしょう。ところが更に編が進むにつれて、どうもそれだけではないらしいというのが分かってきます。ここで示される「解」…

『ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編』まとめ(再プレイ12)

罪滅し編再プレイ1 いろいろ限界突破。これまでの五編では部分部分にしか焦点の当てられることのなかった雛見沢という舞台が、遂に俯瞰的な視点から描かれることになります。単一の視点からは決して把握できなかった雛見沢は、この新しい視点から捉え直すこ…

『ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編』(再プレイ11)

解決編の第二作、テーマは「喜劇」。その前半までを読了。幸せについて仲間について。あー。あんまりです。初プレイ時はそこまで頭を回す余裕がありませんでしたけれど、今になって初めて物語を作る立場にいる竜騎士さんお恨めしく思います。意地悪すぎです…

『ひぐらしのなく頃に解 目明し編』まとめ(再プレイ10)

目明し編再プレイ1 きゅんきゅん☆ 新作が出る度に、確実に面白くなっていくのは凄いことだなあと思います。まあ相変わらず精神的に酷い展開が続いて心に良くないので、単純に「面白い」と形容していいものかどうかためらわれるところではあります。本作では…

『ひぐらしのなく頃に解 目明し編』(再プレイ9)

前半戦終了。昭和58年に入る直前まで。 「鬼隠し編」の頃と較べると、お話の書き方自体がとても上手になったと思います。出題編で「前半は退屈」という欠点がよく挙げられていましたけれど、本作では最序盤にいきなり緊迫したシーンを配置し、その後も緩急あ…

『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編』まとめ(再プレイ8)

ひぐらし外伝にして、出題編の最終章である暇潰し編。他の編に負けず劣らず重要なシナリオであるだけに、開発段階での仮題をそのまま通してしまったこのタイトルはどうにかならないかなあとは思います。勘違いしてこの編を飛ばし、すぐに解決編を読み始めて…

『ひぐらしのなく頃に 祟殺し編』まとめ(再プレイ7)

祟殺し編再プレイ1 ぐぇー。ぐぇぐぇぐぇぐぇぐぇー。 初プレイ時はあまりにも混乱してしまってこんなことしか書けなかったんですけれど、舞台裏まで知り尽くした今回のプレイではさすがに少し余裕を持って眺めることができました。でも、後編のテーマまでふ…

『ひぐらしのなく頃に 祟殺し編』(再プレイ6)

あー沙都子ちゃんかわいいなー沙都子ちゃんかわいいなーここから先の展開知ってるだけに余計かわいく見えますよねー。(目の焦点の定まらない棒読み) えーと、三日目まで終了。祟殺し編はこれまでの二編の中で最も日常パートが短くてさくさく進むんですけれど…

『ひぐらしのなく頃に 綿流し編』まとめ(再プレイ5)

綿流し編再プレイ1 クリア。前半のラブコメパートはやはり冗長で、クライマックス後の展開も多少長すぎる気がしましたけれど、全体的な構成は前作鬼隠し編に比べかなり改善されていたように思います。ところで改めて読み直すと、圭一さんってこの時点ではま…

『ひぐらしのなく頃に 綿流し編』(再プレイ4)

綿流し祭当日まで。 部活パートの山場、エンジェルモート攻防戦あたりの流れは燃えたりしんみしりたりで大変ですね。友達を想って友達を叱ることのできるレナさんは本当にいい子だなあと。(またそれ) 鬼隠し編の直後にこれですから、初プレイ時は戸惑ったも…

『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』まとめ(再プレイ3)

鬼隠し編再プレイ1 鬼隠し編再プレイ2 Kのアホー。 既に舞台の裏側がどうなっているのかを知ってしまっているため、一年半前の初プレイ時とは印象が大きく異なりました。当時の感想はとにかく恐怖一辺倒で、それ以外のことは何も考えられなかったように記憶…

『永遠のフローズンチョコレート』の感想を書こうとしたら脱線してひぐらし語りになりました

うわーお腹いっぱい。小説の共感作用は「同じ立場にある人をどれだけ強く共感させられるか」と「立場の異なるどれだけ多くの人をお話に入り込ませて共感させられるか」という二つの観点で語ることができると思いますけれど、本作は大きく前者に寄った作品だ…

『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』再プレイ2

僕は富竹。フリーのカメラマンさ。 と・み・た・け! と・み・た・け! この台詞だけで笑えるなんて、トミーも愛されるキャラクターになったものですね。なんか方向性を間違ってる気もしますけど。 とりあえず綿流し祭当日前半まで進みました。全編でいちば…

『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』再プレイ1

『鬼隠し編』オープニングと一日目終了。この時点からキャラクターに関する伏線が沢山張られていることにびっくり。数週間から数ヶ月で一気に書き上げられた作品なら別に驚くことじゃないんですけど、解編になってはじめて意味を持つような些細な設定がこの…

『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編』のラストだけ

そろそろ綿流し祭の季節だなーと思ったので、『暇潰し編』をラスト部分だけ再プレイ。このシーンをプレイするのは初回を入れて三回目です。 はじめてプレイしたのはたしか去年の一月だったと思います。当時、自分はフィクション作品で涙を流すことのできない…

ミステリーとしての『ひぐらしのなく頃に』-まとめ

えーと、主に『皆殺し編』で明かされた事件の真相についてというか、プレイ前の注意というか。前半部分は未プレイの人に向けた文章なので、ネタばれはないと思います。 『ミステリー』の定義を云々するのはここでは意味がないので省略。「隠れていた何かが明…

『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編』を読んで怒らないために

さて、一体どこから手をつけたものでしょうか。感情的な絶賛はもうこれまでに散々やってるので、そういうのはひとまずやめ。まずはまずかったところを……というか、プレイ前にこれさえ意識しておけば違和感なく楽しめるでしょうという事項をいくつか。 絵が下…

『ひぐらしのなく頃に解 目明し編』

思わず変な声が洩れそうになるのを我慢しながらクリア。やっぱり十時間かかりますね。六時間程度でクリアしてしまう人が多いようですけど、きっと私の読むのが遅いんでしょう。一編に半年かけているとはいえ、このクオリティのお話を五編も連続で出し続ける…

『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編(体験版)』

きゃー。まさにホラー。ホラーの本質は超自然現象とは無関係だということを改めて実感しました。もちろん祟りや鬼隠しみたいな超自然的な要素はありますけど、この作品の怖さは「超自然だから怖い」っていうものじゃありませんよね。超常現象自体を恐怖の対…