COMIC

『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編(2)』

同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』の出題編における番外編的最終編、そのコミカライズの後編です。(ややこしい)一巻の頃から画力の面に少々心配を感じていたんですけれど、予想以上の出来ではありました。全体として崩れがちなのは仕方ないものの、決めると…

『BLEACH(23)』

各地でどんどこバトル勃発。この一連の戦闘が収まるまでに、また三冊くらいかかりそうな予感……。今回の主役は斑目一角さん。あのハゲの一角さんです。阿散井恋次さんと微妙にキャラ被ってる気がしてたんですけれど、今回の描写ではっきりと差別化することが…

『BLEACH(22)』

新展開の状況説明。新キャラに新勢力に新設定がなんか色々出てきました。中盤では、敵の顔見せ的バトルが展開されるんですけれど、味方がピンチ→タイミングよく増援が加勢→味方がピンチ→タイミングよく増援が加勢→味方がピンチ→タイミングよく増援が加勢→味…

『スティール・ボール・ラン(9)』

ルーシーさんが! マウンテン・ティムが! ジャイロさんが! 敵は敵で何かかっこいいし、前巻に続いて熱い熱い展開でした。(でもジョニィさんは空気)愛する夫を守るため、何の能力も持たない身で異能者相手に奮闘するルーシーさんが健気すぎます。久々登場の…

『謎の彼女X(1)』がみんな変態

唾液で繋がるコミュニケーション! 電波ゆんゆんの不思議少女が垂らしたよだれを舐めまくるラブコメ漫画。変態ですね。主人公は特に取り柄もない、平均的で内向的な男の子。異性に興味を持ちつつも実際に何するわけでもなかった彼ですが、不思議な転校生が机…

『となりの801ちゃん』

ス・ウ・ツ! ス・ウ・ツ!異様にステキなWEB漫画を描く小島アジコさんが隠れブログに描いてた漫画の書籍化。801な彼女の生態観察記録四コマ。興味はあるけどちょっと遠い、という微妙な距離の801文化に軽く触れてみるには程よい一冊でした。801な人とそうで…

『ファイブスター物語(1)』

なんかものすごく有名な一大叙事詩。遠未来っぽい宇宙国家時代、「モーターヘッド」なるロボットを用いて代理戦争が行われる社会がこの作品の舞台です。この第一巻の時点で既に終末までの年表は提示されていて、その流れに沿った物語が少しずつ描かれていく…

『ハンニャハラミタ 駕籠真太郎SF短編集』

内臓と便が大好きな駕籠真太郎さんのSF短編集。収録されている作品のほとんどは十年以上前の作品です。抜首哀歌が面白すぎたので一冊買って来たんですけれど、初期作品集だったとは思いませんでした。昔の作品だったせいもあってか、「抜首哀歌」と比べると…

『つぶらら』- 新ジャンル・クールボケ

一見するとクールビューティーな鈴置つぶらさん、実は美少女アイドルグループ「キャラメル☆エンジェル」の隠れ大ファン。キャラ☆エンの出演番組を見ることだけを日々の楽しみとしていたのに、家のTVを壊してしまって大変なことに。周囲から愉快な誤解を受け…

『DEATH NOTE(12)』

完結。やっはー面白かったです。ジェバンニが一晩でやってくれました。ラストの攻防のロジックにはもうひと詰めあって欲しかったと思いますし、ジェバンニさんは一晩じゃ無理ですよという突っ込みどころもあります。でも、もはやロジックの段階が終わった後…

『DEATH NOTE(11)』

全ての準備が整い、物語は遂にクライマックスへ。ジェバンニはよくやってくれました。 寒いところに裸族はいない。

『DEATH NOTE(9)』

リンゴ食べてるリュークさんが可愛く見えてきました。名前が似てるのでニアさんとメロさんどっちがどっちかいつも分からなくなっちゃいます。はいはいどんどん続き続き続き。

『DEATH NOTE(10)』

キラ王国が格好良すぎます。間違ったショッカーみたい。ここに来てまた新たな登場人物が出てきましたね。突然の登場だったので少し戸惑いましたけど、なるほど、ここに一人新たな不確定要素を加えたことでコマの配置は俄然面白くなりました。もう一気にラス…

『DEATH NOTE(8)』

なぜか一年も積んでいたデスノート。一冊読むのに一時間かかるのでエネルギー不足で手が付かなかったんですけれど、いい加減読みはじめました。第二部ー、ということで舞台は数年後。デスノートを巡る攻防は日本から世界へと大きくフィールドを広げました。…

『ゾンビ屋れい子(7) 魔女カーミラ編(下)』

完結。まさかジャスミンさんがこのお話のヒロイン(えー)だったとは……ある意味すごい展開でした。あと前巻あたりから急に関西弁ネタが飛び交い始めたんですけどなにこれ。なんでやねん。なんでやねん。「ジョジョ的」と評される持ちゾンビ召喚+特殊能力バト…

『ゾンビ屋れい子(6) 魔女カーミラ編(上)』

「ゾンビ屋れい子」最終編。今回の敵は、800年の時を経て復活した魔女カーミラ。意識が他人の肉体を乗っ取って移動するため、殺してもなかなか死にません。さらに報酬目当ての賞金稼ぎ十数人が分け前増やすための同士討ちまではじめてしまって、なんとも…

『○本の住人』

まいうー。肉汁まいうー。グロと幼女。ネコにテルミンはkashmirさんの、アレなセンスほとばしる四コマ漫画。ティルトウェイトとかバールのようなものとか校長がラウル・クルーゼみたいな仮面つけてたりとか、まあつまりその手のネタがてんこもり。ただ、それ…

『ヨイコノミライ(4)』

創作と批評を志す全ての人へ。という感じです。いえ本当に絶対読んだ方がいいですって。佐藤友哉さんの「1000の小説とバックベアード」が創作の「虚」の部分を書いているなら、この作品は「実」の部分を書いています。あるいは、佐藤さんのが持てる者の視点…

『ヨイコノミライ(3)』

ぐっげっげっげっげっげげっげげ。そろそろ正視に堪えなくなってきました。こんなの感想書けませんよ。何書いても墓穴ですもん。バナナグローブの社長でなくてもえのっぴドゥーです。この作品には七人の「持たざる者」が登場します。彼らは七人七色でありな…

『ヨイコノミライ(2)』

あー。これがサークルクラッシャーというやつなのですねー。怖い怖いサークルクラッシャーの人に自尊心とか自己顕示欲とか性欲とかを刺激され、しっちゃかめっちゃかに引っ掻き回される漫画研究部。魔の手は遂に主人公(貴重な良識人)にまで及び、部内のカオ…

『ヨイコノミライ(1)』

まだ読んでない人は今すぐ本屋さんに行きましょう! とか思わず叫びそうになってしまいました。とりあえずレビューとか創作やってる人は必読です。何が何でも読んでください。とある高校で日々を暮らす漫画研究部員たちの、あまりにも痛々しい姿を綴った作品…

『ゾンビ屋れい子(5) イーヒン編』

スタンドの代わりにゾンビを操つる脳髄どろぐちゃスプラッタ漫画の第五巻。本シリーズは主人公が「ゾンビ屋」稼業で遭遇する様々な事件を描くオムニバス短編パートと、悪しき「ゾンビ使い」たちとの戦いを描くストーリー長編パートに分かれています。そして…

『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編(1)』

出題編第四話。建設大臣の孫の誘拐事件を探るため、雛見沢に潜入した公安の若手刑事赤坂衛。一見のどかな雛身沢村と、ダム建設反対闘争で見せる苛烈さとの落差に恐れおののきおっかなびっくりの赤坂さん。人喰い鬼の住まう地を生き延び、誘拐事件を解決する…

『世界の終わりの魔法使い』で西島さんにリベンジ!

うわっ。こんなに面白かったなんて! こうなると、最初読んだときはどうしてこの面白さが分からなかったんだろうと逆に不思議になってきます。初読の時は「影」とか「魔法使い」などの設定周りがピンとこなかったんですけれど、『恋におちた魔法使い』でその…

『恋におちた悪魔 世界の終わりの魔法使いII』がしっくりきました!

わあああああ。面白かったです。一巻のときはサリンジャーさんの著作を読んだときと同じような「よく分からない」という感想だったんですけれど、これは大変しっくりきました。表面上は、SFとしての分かりやすいストーリー貫かれていたからでしょうか? かわ…

『低俗霊DAYDREAM(9)』が人肉バーベキュー大会目前です。

ぱっぱはかれぇーが、だーいすっきさぁ――――♪クライマックス一歩手前。着々と実行の時間が迫る大量自殺計画「大直の鑽火」はどうなっちゃうの? というほぼそれだけしかお話の軸がないのに、牽引力抜群に引っ張る引っ張る。シリアスシリアス。今までならシー…

『東京赤ずきん(4)』が完結しちゃったので幼女のとびちる内臓もしばらく見納め

完結ー。前巻の調子からもう少し続くかと思っていたんですけれど、わりとあっさり終わってしまいましたね。敵の勢力がはっきりしていなかったのでバックにもっと色々控えているのかと思ってましたけど、そういうわけでもなかったようです。ある意味ストレー…

『ポーの一族(3)』

あー。そりゃ傑作です。二十代でこれを描いたなんてありえません。既に古典のように語られているのも頷けます。こういう人が実在している以上、天才という概念も信じざるをえないのかもしれません。洗練度のひとつをとっても、これは普通の作家なら四十代と…

『ポーの一族(2)』

ひゃー。やっぱりすごい。作品の中心となるポー家は不老の一族で、その性質のために私たち人間とは異なる時間を生きています。彼らは人間からすれば異形の存在に違いなく、普段は人の中に混じって生活しつつも根本的な部分での思考は全く異なります。決して…

『ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編(2)』

完結。すごくよい出来。事件の成り行き自体は原作を考えると妥当なところだったと思いますけれど、結末のシメ方が素晴らしいです。事件のオチが云々よりも、こちらの方が予想外。テーマ的な完成度の高い、この上ないラストだったと思います。竜騎士07さんに…